【6か月以上の継続コース】「今まで何もないと思っていた自分のキャリア」を根本から丁寧に見直すカウンセリングでした。

椎名 知里さん

30代女性 会社員

『6か月以上の継続コース』

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「今まで何もないと思っていた自分のキャリア」を
根本から丁寧に見直すカウンセリングでした。

キャリアカウンセリング前は
どんなお悩みをお持ちでしたか?

「育休から復帰したあとに、職場に自分の居場所はあるのか」と強い不安に感じていました。第二子の産休育休を半年後に控え、酷いつわりで思うように勤務できない日々が続いていました。
一人担当だった業務の引継ぎやマニュアル整備を進める中で、「後任が育ってしまえば、私は不要になるな」「戻ってきてもできることはあるのか」と悶々としていました。(職場の皆様は温かく応援してくださっていたのですが)繫忙期に妊娠がわかったため、申し訳なさと罪悪感でいっぱいでした。

個人的にもやっと仕事の楽しさややりがいを見つけてきた時期だったので、「今の仕事をできるなら続けたい」「でも、精神的にも体力的にも続けられる気がしない」「このまま職場に迷惑をかけるならいっそのこと辞めてしまったほうがよいのでは」「どうせ自分のやってきた業務なんて誰でもできることだ」など自信をどんどん失い、負のループに入り込んでいました。でも、それを口にすると周りの気分を害してしまいそうで、中立な相談できる相手もおらず、途方に暮れていました。

キャリアカウンセリングを受けてみて
いかがでしたか?

最初は中嶌さんの「話しやすさ」にびっくりしました。「キャリア・カウンセリングを非正規雇用の私が受けていいのかな」と戸惑いがありましたが、それは10分程度で消えていました。
中嶌さんは、先生やコーチというよりも、伴走者や応援団というような目線や歩幅をあわせた形で接してくださるため、いつも勇気づけられました。 今まで何もないと思っていた自分のキャリアを、根本から丁寧に見直すカウンセリングでした。ライフラインシートなど多様なワークを用いて「こんなこともできる」「こんなことも書ける」とできることを見つけるたびに、心の中のもやもやが、ゆっくりと整理されていくようでした。それまで漠然と不安なことや悩みをひとりで溜め込んでいました。

カウンセリングの中で、中嶌さんとの対話や毎回書いてくださるメモを通して、不安を具体的に可視化できるようになり、対処法を前向きに考えることができました。 月1回のカウンセリングを受けるようになってからは、「今月何を話すか」考えることが楽しみのひとつになりました。中嶌さんとのカウンセリングでかけてもらって嬉しかった言葉はノートに書き留めて、落ち込んだときに見直しています。いただいているメモも見返すと、カウンセリング当初よりも自分が前進できていることを視覚的に確認できます。

キャリアカウンセリング後の変化や
得られたものがあれば教えてください。

キャリアカウンセリングを通して、「自分のやりたいこと」を周囲の人たちに、前向きな形で伝えられるようになりました。 カウンセリングをはじめた当初は、毎月の27個の出来事リスト(毎月の目標)が中々埋められず、苦労しました。特に自分を労わる項目「健康や休み・時間の使い方」が中々浮かびませんでした。
やらなければならないタスクばかりが先立ち、気分が沈んでしまう月や、「もっと子どものことを考えないと」と罪悪感が募る月もありました。 でも、カウンセリングを重ねる毎に、段々自分がワクワクする目標を立てられるようになりました。気分転換や休息をとることにも罪悪感も減りました。

今までは「自分だけが我慢すれば周りはうまくいく」と考えていましたが、それが誤りであることに気づけました。 その気づきによって、パートナーに対して、以前よりも気兼ねなく「ありがとう」「一緒にやって」「お願いします」を言い合える関係になり、互いに気持ちよく任せられる/分担できるようになりました。具体的には、些末な夫婦げんかが減り(ケンカしても「お互いに今日は疲れているから」と休戦できたり)、私の自由時間と父子のお出かけが増えました。
また、夫から「そっちの復職にあわせて、育休をとろうか」と提案してくれたり、私がケガをしたときは自発的に有休をとり、ワンオペで子どもをみてくれたりする機会が増えました。夫のやりたいことも、本当に気持ちよく心から応援できるようになりました。 時間や手間をかけながら、大切な人たちとWin-Winになる方法を模索していく。その粘り強さが、私自身や家族内で、徐々に育ってきているなと思います。

受講をしていなかったら、
どうなっていたと思いますか?

今の職場で、現在の形での復職は難しかったと思います。もしかすると、産休前・育休中に退職を申し出ていたかもしれません。 カウンセリングを受講する前は、勤務時間の制約に引け目を感じ、「自分がやりたいこと/挑戦したいこと」を職場で表明することにためらいがありました。業務負担が重くなること、何よりも自分のできる業務の質と量に全く自信が持てなかったからです。
育休中も、家族の病気など、想定外のトラブルが多数あり、何度も心が折れそうでした。 キャリアカウンセリングは、自分自身との対話の時間でした。どれだけ体調が悪く、周りがごたごたしていても、カウンセリング中と月1回のモクモク会の間だけは、「これから自分がどうなりたいのか」「どんな時間を大切な人たちとこれから過ごしていきたいのか」と向き合い、未来を想像して、その希望へ気持ちが向けることができました。

この時間がなければ、0歳と4歳の子どもを抱えて、やらなければならないことに忙殺されていたことでしょう。自分自身のやりたいことなど見失っていたことでしょう。家族や職場と相談もしないまま、望むキャリアや働き甲斐のある仕事につくための努力やプロセスをあきらめていたと思います。

受講を考えている方へのメッセージ

ファミリーカウンセリングを通して、私たち夫婦はそれぞれの「やりたい」「こうしてほしい」「こうなっていきたい」と向き合い、前よりその気持ちを明るく共有できるようになりました。最初は家族の問題を外の人に話すことに抵抗感があったパートナーも、回を重ねる毎に「今度はこの話をしたいね」と楽しみにしてくれるようになりました。
家族によって、仕事によって、子どもと親の数だけ、その最適解は変わってくると思います。 もしこれを読んでいるあなたが、今の家族や働き方に息苦しさ、対話の難しさを抱えているのだとしたら。プロによるファミリーカウンセリングを受けることもお試しされてもいいかもしれません。