「マルチタスク」に憧れるほど能力が低い?

コラム

こんにちは。中嶌ゆみです。

Voicy(ネットラジオ)にて、「40代から人生を変えるラジオ」(ミアビータ)の金曜日朝8時のパーソナリティをしています。放送でお届けしているテーマをもとに、コラムもアップしていきます。
このコラムの最後に音声で聞くこともできます。(15分~20分)

1.マルチタスクに憧れる人ほど能力が低い~神時間力より~

今日のテーマは、「マルチタスクに憧れる人ほど能力が低い」というドッキリした言葉です。

これは、星渉さんの最新刊「神時間力」の本に書かれています。しかも、科学的裏付けがあるというのです。私も「マルチタスクが出来る人」に憧れがあったので、どんなことかと興味深々で読みすすめました。詳しくしりたい方は、19章を読んでみてください。

マルチタスクなど存在しない

「マルチタスク」は存在しない?脳の専門家や大学の研究によると、実は人間は本当は、「同時進行ではなく、ただ、タスクを切り替えているだけ」だそうです。本当に同時進行をさせるという意味でのマルチタスクは存在しておらず、脳はひとつのことしかできないので、タスクスイッチング(タスクの切り替え)をているだけのようです。

限られた時間の中で出来るだけたくさんのタスクをやろうとすると(私です!)人間の判断力を低下して、その人は平均してIQが13ポイントも低下するようです。
※IQが13ポイントも低下は、徹夜明けくらいパフォーマンスが下がるということ

3.育児と家事と仕事の両立期ではどう考える

ここで疑問に思ったことは、育児や家事それだけでもマルチタスクなのですが、そこに仕事を両立させることは、マルチタスクなんです。そして、全て自分のために時間が使える時代より、復職後の方が生産性が高まるということはよく聞くお話です。本当に生産性は高まらないのでしょうか?

ここについては、私なりに考えてみました。普段の育児や家事をしているときは、シングルタスクに出来る状態ではなく、常に中断をしたり、子どもから声をかけられたりと集中すること自体がとても難しいことだと思います。だからこそ、仕事に集中できる環境の中でシングルタスクが出来ると集中力も高まり、邪魔されることも少ないので効率的に取り組めるのではないかと思います。コロナ禍のときに、保育園が休みの在宅ワークで全く仕事にならなかったのもここでつながることが出来ます。

私も日々のスケジュールを管理する際に、優先順位だけでなくシングルタスクになるよう入れてみることを始めました。これにより、限られた時間の中でスムーズに仕事が進むようになった感じがあります。

もし興味があるなら、皆さんも試してみてください。 少ない切り替えで作業することで、疲れずに効果的に仕事ができるかもしれません。

マルチタスクに憧れますが、能力を高めるためにはシングルタスクを大切にしてみると、より効果的に活動できるかもしれませんね。

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